三峯神社の旅~祈祷を受ける
三峯神社「御眷属守護」札 |
前回(三峯神社への旅~朝の境内散策②)の続き・・・
前日、三峯神社に到着をしてすぐに翌日の朝の祈祷の申し込みを済ませた。御眷属守護(三峯神社の眷属「狼」を一体お借りする)のお札を頂くためだ。いつも、神社の参拝先を選ぶときはなんとなく”行ってた方が良いかな~”的な感じで決まる。今回、出発の1週間程前はまだ神在祭の「出雲大社」へ行く気満々だった。
それがふと「三峯神社」の事を知り、また御眷属守護を得られる祈祷を受けれることを知ってあれよあれよと道のりへの手配が簡単に決まっていった。いつもそんな感じだ。祈祷申し込み所でまず自宅から持ってきた一升瓶を奉献する。そのお返しに素敵な「三峰神社」の金文字が記された味噌汁茶碗を頂いた。
奉献酒のお返し |
これまで祈祷とやらを受けてなかったので申し込みに戸惑う。とりあえず、自分は御眷属守護のお札を頂くのが目的なのでそれを伝えた。申込書の記入方法を確認して祈祷料を納める。祈祷と御眷属守護のお札で¥6000だった。
ある神社に詳しい方の著書にも書かれていたが、この三峯神社の祈祷を受けるメリットは「祓う」ことだそうだ。つまり、これから先の人生がスムーズに、そしてこれまでスムーズに進むことを妨げていたものを祈祷によって「祓う」。それをするのが「オンガ」さんと言われる、この三峯神社の眷属「狼」のBIG BOSSのおっかない「睨み」と「唸り」の力なんだそう。イメージとしてはやはり「もののけ姫」のモロだ。もし、細かい願いごとの祈願は、改めて違う神社での祈願をする方が良いという。
「もののけ姫」のモロ |
当日、7時20分に宿坊ロビーに集まり拝殿に案内された。申込書の控えを提示して祈祷殿へ誘導される。祈祷殿内の席はどこに座っても構わない。この日は確かに寒かったけど、そこまで冷え冷えするような気温ではなかった。それでも祈祷殿の扉は解放され外気が流れ込む。祈祷の開始を告げる太鼓の音がなるまで体が縮こまる。すると・・・・
“ド~ン!!!!”
と、一発どぎつい太鼓の音が轟いた。いつ来るんだと構えていたが、縮こまる体にその轟く太鼓の音が電撃のように体に突き抜けた。
”ビックリするわい!”
と、心のなかでつぶやく。でもそれぐらいのどぎつい音のほうがお祓いを受ける側の気持ちを引き締めるというものだ。そして宮司さんが3名祈祷殿に入場された。
宿坊「興雲閣」の朝食 |
祈祷が始まり、禊祓祝詞を二度(たぶん)繰り返されたあと、大祓祝詞、祈願文へと続き、最後に一人ずつ名前を読み上げられ、順に祭壇前で2礼2拍手一礼をする。本来であれば玉串を捧げるがコロナ禍でこの手順に変更されたいた。おそらく申し込み順に名前が呼ばれたのだろう、前日に申し込みを済ませた自分が最初に呼ばれた。
”最初かいな!?”
と、一瞬戸惑うが作法に従い神前に挨拶を済ませた。そして祈祷殿を出て受付で無事に御眷属守護のお札を頂く。一旦部屋に戻り札を置いてすぐに朝食へ向かった。祈祷は30分程。8時からの朝食にちゃんと合わせられている。
三峯神社の「御朱印」 |
喫茶店にて |
朝食もしっかりいただき、とりあえず御朱印をもらわないと、社務所に行って自分の誕生日の日付の入った御朱印を頂く。すでに書き上げられているものを頂く。じっくり見ると印刷っぽいんだけど・・・。「奉拝」ではなく「登拝」なんだね。山に登って「三峯神社」にお参りしたという事なんだろう。
そして、宿坊近くにある喫茶店もオープンしていてコーヒーを頂いた。しばらく、リラックスし、10時30分のバス出発まで境内でのんびり過ごす。
三峯神社「遠宮(御仮屋)」の可愛い子狼? |
三峯神社境内の木々 |
終わりに近い秩父の紅葉 |
秩父の素晴らしい山並み |
≪続く≫
正美
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