三峯神社への旅〜長いバス移動

秩父駅前のバス停にて


前回(三峯神社への旅~特急「ラビュー」)のつづき・・・


秩父駅に9時前に到着し、すぐに三峯神社へ向かうために⑤番のりばにむかった。三峯神社へは遠いのはわかっていたが、この看板表示で「75分」という数字を見ると、改めて”長げ~”と愚痴りたくなった。すでに、多くの人が並んでいた。その列に一旦並んだが、違う案内表示に交通系ICカードの利用できる種類に「ICOCA」が含まれてなく、さらに財布には万券しかなかったので慌てて両替できる場所を探した。

バスの案内所があったので事情を説明し両替をお願いすると、「ICOCA」も使えますよ。全国の交通系ICカードが利用可能になってますよと・・・。

”じゃ、書いててよ~!「Suica」使えますだけ的じゃダメだと思うでしょう・・・!」

と心の中でぼやいた。

秩父湖近くのダム上の道から

列に戻るとまた人が増えていた。仕方がない。幸いにも、三峯神社へ向かう人がバス一台の座席に座れる人以上すでにいたので、臨時便が運行され問題なく三峯神社へと出発できた。9:10に出発をしたバスは急行バス。停留所の箇所は少なくても長い道のりだった。秩父の山並みを眺めながら右に左に山道をぬっていく。

秩父の山は標高はかなり高い。三峯神社の場所も1102mの位置に鎮座している。ちょっと紅葉には遅かったかもなんて思ってはいたが、このルートはさほど“わぁ〜”と声を上げるような紅葉は多くない。でもそれ以上に素晴らしい山並みを眺めることができる。

フリー乗降ポイントでバスを下車

この日は日曜日。三峯神社に向かう車がたくさん走っていた。そして三峯神社まであと300mほど手前でバスが止まる。駐車場へ入る車の渋滞だ。バスの運転手は“ここはフリー乗降できるポイントです”と案内をしてくれ、殆どの乗客がバスを降りて残りの距離を徒歩で向かう。自分もそうすることにした。

300m程とのことだが、思ったより長い気がした。そして10時半を過ぎた頃だったと思う。三峯神社駐車場に到着をして。既に車で一杯だった。


駐車場から階段を上り、一旦今晩の宿泊先になる境内にある宿坊「興雲閣」の位置確認に向かった。境内に入るので三つ鳥居を抜け、参道を歩きつつ拝殿の方角へ向かう。

”わっ!”

参拝客が拝殿に挨拶をするために列をなしている。秋の週末はこんな感じになるのか。すごい人気だなと思った。自分はゆっくり挨拶できる時間が十分あるので、列を横目にさらに先を進む。興雲閣に到着し、荷物を預かってもらいすぐに奥宮へ上がる準備をして出発した。昼過ぎには部屋に入れると教えてくれた。
 

くるみ汁そば

来た道を戻り駐車場の階段を上がったところにある「山麓亭」で昼食をさっと食べてから山に入ることにした。朝から何も食べていない。コーヒー一杯だけだった。軽く済ませたかったので「くるみ汁そば」(¥900)にする。ちょっと高いけど折角だしね。ごまだれのような風味。このたれはお土産でも売られていた。

”さて、奥宮まで頑張って登るか!”

と、気持ちを引き締めて店のそばの登山道入り口へ向かった。


≪続く≫





正美


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