三峯神社への旅〜「奥宮」登拝

前回(三峯神社への旅〜長いバス移動)の続き・・・


奥宮前

この日の当初の予定を変更して、秩父駅到着後に真っ直ぐ三峯神社へ向かった理由は、奥宮の参拝をこの日の内に済ますためだった。11月14日のこの日は、島根県・出雲の「出雲大社」で全国の神々が集うと言われている「神在祭」の初日の日。「稲佐の浜」でよるに神迎えの神事が執り行われる日だった。つまり、奥宮に鎮座されている山の神も出雲立ちされるかもしれない。そう思ったからだ。

天気も快晴だったので、絶好の登拝日和だった。決めたら迷わず、スパっと予定変更。大まかなこの旅の行程はイメージできている。その中の微調整は今回だけでなく、いつも自分がやるスタイルだ。

奥宮参道入口

昼ご飯を済ませて、奥宮へ向かう参道の入口からスタートになる。場所は三峯神社駐車場・バス停を上がったところ。「奥宮参道入口」という碑が目印だ。この登拝に向けての様相をどうするか出発前にまよった。日帰りとかであれば登山靴を履いて登っていたと思うが、山上りだけがメインという旅ではないので、トレッキングも問題ない動きやすい靴を選んだ。

山上り用のズボンも持参していたが、ジーンズでも大丈夫だなと判断をし着替えず出発する。意外と暖かかったこともあり、防寒具はリュックに忍ばせて、結局往復の道のり重ね着をすることもなかった。登り終えて思ったことは、靴は登山靴を履いた方がなお良かったとは思う。デッキシューズ程度では止めたほうが良いが、そんな様相で勢いで登っている感じのカップルさんもいた・・・。

奥宮参拝への目印の一つ

奥宮登拝のルートは目印となる鳥居が途中いくつかある。山道を歩き鳥居が見えたらそこをくぐり、また道を進んでいく。余程の事がないと道を間違え見失うことはないだろうが、宿坊のスタッフの人によれば、たまに見失う人がいるということだった。”熊に注意”の案内看板もあるので、気は引き締めて登拝に挑んだ方は絶対良い。

 

基本はずっと上り。最後の奥宮へ到着するための岩場をチェーンを掴み登るところ以外は、そこまで足場が悪いというわけでもないが、結構木の根が土の表面にむき出しになっているところも多くある。躓きに注意を払って登る。


奥宮までの往路はざっくり1時間弱。50分くらいだっただろう。いつも登る奈良の三輪山、大神神社のご神体登拝の所要時間とあまり変わらない。初めての山だったので、急がず焦らずのペースでしっかり登っていった。結果50分程度だったけれども、何となく1時間以上かかってる感覚はあったかなぁと思った。慣れていないからだろう。真冬は冬山の重装備でしかこの山には入れない。山道には雪が積もり、凍るとのこと。冬は無理っ!

 

奥宮は三峯三山の一つ妙法ヶ岳の頂上、1329mに鎮座している。難所の岩場を鎖につかまり登り、最後は階段を上がる。譲り合って上り下りしなければならない。5m四方だろうか?そのスペースにお宮がある。2体の狛狼も両脇を片ためている。目の表情がなんとなく愛らしい。挨拶を済ませてしばしの休憩。この日はおばちゃんたちのグループが二組ほど同時に到着してとても賑やかだった。狭いスペースの一角で軽食をとっている。

”ぺちゃらくちゃら、ぺちゃらくちゃら・・・”

神妙な感じとは言えないな・・・(-_-;) 

写真を撮り、しばらく山の景色を眺めて下山することにした。いい天気だし、秋の週末だし、賑わうのは仕方がないね。

 


下りも、慌てず焦らずのペースでのんびりと足元を確認しながら歩みを進めた。だいたい50分ちょっとで下山できた。

11:43 奥宮参道入口 出発
12:30 奥宮     到着
12:45 奥宮     出発
13:31 奥宮参道入口 到着

予定を変更して正解でした。混んでる境内の参拝を翌日に回し、山頂は混んでるとは言え、道中は静かに山の気を一杯もらいながら楽しめました。



再び宿坊の「興雲閣」へ直接向かい、チェックインをすることにました。15時から興雲閣ないのお風呂(温泉)に入ることができたので、良いタイムスケジュールでこの日を過ごせていた気がします。

≪続く≫



正美





















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