三峯神社と名古屋の旅~ちょっと寄り道と紅葉・・・
前回の続き・・・『三峯神社と名古屋の旅~出発・・・』
2度目の池袋西口。スタスタと西武池袋駅方面へ向う。既に通勤通学に向かう人たちが通路行き交っていた。そして昨年同様に「秩父市応援漫遊キップ」(¥1590:往復乗車券+950円分クーポン)と特急「ちちぶ」の特急券(¥710)を購入する。今回は前回よりも1本早い6:50発の「ちちぶ3号」にした。とにかく秩父駅に到着しての難は三峯神社へ向かくバスに座って乗れるか乗れないか?一本後の特急ではそれがかなり低くなる。
今回もほぼほぼ東京という括りを満喫せずにただ目的を果たすために池袋と秩父の往復。会えない友人知人がいないでもないが、限られた時間の中で「目的」重視で時間を持つ余裕がなかった。”近くにおるで~”的なメッセージをいくつか送ったりした。
家から用意していたおにぎりを車中で1つ軽く朝ご飯代わりに食べた。車窓からの見る空は曇り空。前回見れた富士山の雄姿は見ることは叶わなかったが、それでもその日の天気は悪くはならない予報になっていた。いつも旅先で眺める景色、そこから見える生活風景や人々。決して自分の今生では深く接点を持つことはないのだなと物思いに耽る。でももしかすればその中から1つ2つの縁が繋がることもあるかもしれない。
西武秩父駅に8:13に到着した。その頃にはきれいな青空が広がっていた。”晴れ男だね~!”と去年同様の青空に感謝する。さて、ここから9:10までの三峯神社行急行バスまでは多少時間はある。バス停にはすでに3人待機していた。”50分もじっとしているなんて勿体ないわ!”と、秩父神社に参拝に行くことにした。片道10分程度。次のもっと人が乗っている特急が到着するのが8:59だからそれまでに十分戻ってこれるし、去年も来てるので土地勘、距離時間感覚は分かっている。
神社へ向かう商店街。軒先を箒で履くおばちゃんが数人いた。このには「昭和」臭さが建物にも、人の雰囲気にも残っている。道端の紅葉も十分な色を付けていた。ここでこれぐらいだと三峯神社の辺りはもうピークを過ぎている。去年もそうだった。綺麗だよねこうして見れば。秩父神社に到着をしてすぐに本殿の方へ向かった。本殿は今年は完全に改修工事の足場などで覆われていた。去年は側面だけだったのに。サクッと”今年も参拝に来れました~”とサクッと挨拶をすませて駅に向かった。
鳥居を出てすぐ狛犬の背中がうちの子ガクさんの背中に似ていたので思わず赤赤と色を染める紅葉と1枚写真を撮る。今回は一眼レフカメラは持参していない。とにかく身軽く動き回りたかったのと、案外カバンの中は後々ものが増えていくからだ。
こういう遠方の神社は1度参拝した後はなかなか2度目の参拝は叶いにくいもの。こうしてまたご縁あって参拝が叶ったのは神社であれ、土地との縁がしっかり繋がれているという証だと思っている。
駅に到着しバス停をみると既に列の人の数が増えている。”わぁ~やっぱり~”と列に加わった。平日だけれども次の特急が到着すれば1台では乗客は乗り切らなくなるだろう。案の定2台運行されるとのアナウンスがあった。それでもバス車中は2台とも鮨詰め状態。座れた乗客。座れなかった乗客に各々分かれた。もちろん自分は前者の”座れた”組。ちゃんとそれを見越して夜行バス選びからした。
とても気持ちの良い青空。駅舎と青空が凄く素敵なんだけど、実はこの反対側の山がセメント採掘なのか削られているんだけどな。”この山はあかんやろう!”って思う山なんだけど。去年初めて見た時に悲しくなったが、今年もその姿をみて悲しくなった。道中にダムの災害被害復旧の為に資材を運ぶ多くダンプ車と行き交った。1時間30分。多少余計に時間はかかったかも!?
それだけの時間をかけた山深くに三峯神社がある。今年も「オンガさん」(狼)の眷属を借りにまたまた来た。
≪続く≫
正美
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