三峯神社と名古屋の旅~熱田神宮で朝一番の祈祷と宮きしめん・・・

前回の続き。『三峯神社と名古屋の旅~”乗り鉄”男になりながら名古屋へ・・・』

いつも大浴場のあるホテルは朝風呂に入る。これ「最高」!例外なく今回も出発前に朝風呂に入った。”さて、49年目の初日のスタートだわ!”と気持ち新たにホテルの玄関をでると、ぐでんぐでんに酔いつぶれている残念な女子がやさぐれふうなホストと絡んでる。

”『月曜から夜更かし』の世界やん・・・”

素晴らしい49年目の初日のスタートとなった。できれば清々しい朝日を見たかったものだ。やっぱりアパホテル栄町近辺は柄悪いわ・・・。

この日は神社巡りの日。誕生日に「熱田神宮」でお祓いを受けるというのがメインのミッション。この日のルートをどうするか迷いに迷った。というのもここまでくれば豊川稲荷と砥鹿神社まで周ってしまいたい気持ちがあったからだ。結局、無理することを止めた。「熱田神宮」で朝一番の祈祷を受け、「真清田神社」「大神神社」の尾張一之宮を巡るだけに止(とど)めた。


地下鉄東山線で栄町から一本で熱田神宮まで行くことができる。駅を出てやっと49年目で最初の朝日を拝むことができた。”これよこれ!”と、さっき見た残念な景色は帳消し。そして49年目の年の最初のコーヒーをコンビニで購入し体に入れた。ちょっと早く着きすぎたけれども、このまま熱田神宮へ向かうことにした。

正面鳥居から入るのは初めてだ。朝一番の神社参拝は本当に清々しい。人気ももちろん少ないし、気持ちがいつも以上に落ち着く。これまで添乗員時代含め数度来ているが、どことなく神社との距離感が遠く、じっくりとこの神社を参拝できてなかった。ただ今日は何となく距離感が縮まったきがした。この日が参拝をする本当のタイミングだったのだろう。


8:00の祈祷受付開始まで十分に時間があったのでじっくりと境内を”へぇ~こんな感じだったんだぁ”と見て歩き回る。本殿にご挨拶を済ませ十分に参拝を堪能して祈祷の申し込みをした。祈祷料は¥6000から。「心願成就」を今回の祈願とした。8:30まで立派な祈祷殿の待合所で待機する。8:30の祈祷には自分と、もう一人の男性。さらに子連れの家族が一組とこじんまりしてた。やはり朝一番だったからだろう。

祈祷は神主さん2名、巫女さん1名で執り行われる。とにかく美しい所作に加えて、立派な祈祷殿とその祭壇。そして祈祷を受ける人たちが少なかった回とあって、とても静かに厳かに祈祷が行われた。祈祷が終わりメインの神主さんより”皆様に、”熱田大神”様よりのご加護がございますように・・・”とお声を頂いて、授与所で”御下がり”も頂いた。

「熱田大神」は熱田神宮のご神体となっている三種の神器の一つ「草薙剣」のこと。そして「草薙剣」と言えば素戔嗚命(スサノオノミコト)か日本武尊(ヤマトタケルノミコト)。この熱田神宮の話になると後者の日本武尊が深くかかわってくる。ただもともと「古事記」、「日本書紀」にしろ史実捏造や創作誇張の面が多々あるので、どうも色々な視点からこの日本武尊はモデルとなった人物がいる創作された可能性があるとの話だ。自分も本をいくつか読んでそうかなと思っている。

「草薙剣」自体は安徳天皇と共に壇ノ浦で入手してしまって行方不明のままと言われている。では熱田神宮で祀られているご神体は何となるが、そこが自分たちにはまだまだ理解の及ばない世界に話になってくるのだろう。いずれにしろ、自分が今回熱田神宮で祈祷を受けたいと思ったのは「熱田大神」つまり「草薙剣」の霊力のご加護にあやかりたいと思ったからだ。


祈祷を出てすぐに向かったのは境内にある「くさなぎ広場」、9:00から営業を開始する”宮きしめん”のお店がある。このきしめんが本当に美味しかった。外気がひんやりして、少し体も冷えているところに暖かいうどんつゆ。美味しく感じないわけがないね。いつの間にこんな施設できてなのだろうか!?ただ気づいてなかっただけかもしれないね。


今回は本当に「熱田神宮」をタップリと堪能できた。またちょくちょく来るだろうと思う。


≪続く≫

『三峯神社と名古屋の旅~特急「ひのとり」車中で迎えた”49th 15:55"・・・』(更新中)


正美

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