欲しがりません!ぶっ壊すまでは・・・

 



「欲しがりません勝つまでは!」と言うより、
「欲しがりませんぶっ壊すまでは!」だな…


6月に急に舞い込んできた父の実家の空き家解体問題も大詰めになった。家は跡形も無くなり、残物の整理を残すのみとなる。良くぞここまでこぎつけた!事務的な処理があるがこれで肩の荷を一つ降ろす事ができる。




一昨日の晴れた日、大神神社の清めの御砂を頂くために、早朝から奈良へ向かった。この日は夕刻から仕事だったので、午前中には戻るために始発電車で出かける。


近鉄桜井駅に着いて、まず外山不動院のお不動さんにご挨拶と姉の供養の護摩木を納めた。しばらく立ち寄っていなかったので気が楽になった。




JRに乗り換え三輪駅にはいつものタイミングに到着する。この7:30ごろの境内は出勤する神職の方たち、そして自分の様に静かな境内でお参りをしたい人だけだ。


祓戸社からいつもの流れで参拝をしていく。そして本殿の挨拶を済ませたあと、今日は狭井神社へもご挨拶をして御神水も頂いた。



しばらくここまで挨拶に来てなかった。来れば山に入りたくなるからだ。今年に入りコロナ禍で山が閉じられもう9ヶ月。山が閉じられ続ける理由はなんと無くわかるが、それでも気持ち登拝したい。


“全てが落ち着き、また山でご挨拶できる時を楽しみにしてますと!”


登拝口鳥居前で告げ一礼。すると去り際に葉が一葉目の前にひらひらと落ちた。聞いてくださってると思える現象だった。




今回はこれを手に入れる必要があった。三輪山の御砂。これでしっかりと更地になった実家の土地を祓い清める必要がある。そう感じたからだ。これぐらいしかできなが…。


時代を少し遡れば遊郭街として大きな助楼が立ち並んだ区画。そして実家はその一軒の跡地に建った。色んな土地の記憶や、そこに関わった人達の思いが強く残っているかもしれない。これで少しでも整理がついたらと願う。





“おっ、今日は4Aの席。珍しっ!いつもは19〜21列の間なのに。


さて、行きますか!


正美

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