満月の夜の思いで話・・・

神無月の満月

昨日の給料日、夜勤明けと同時に銀行へ。ずっとお金の出入りがギリギリだなぁとしんみりする。今は仕方がない。そして両親をランチに回転寿司へ誘った。カード請求のポイントが溜まり、くら寿司でお昼3人分くらいは還元できそうだったからだ。両親の息抜きでもあり、自分の息抜きでもある。実際のところ、自分のお金で溜まったポイントはごく僅かで、父の佐賀の件で使った分のポイントがほとんどだ。だから、親父に感謝感謝(笑)。

帰り道、視点によっては板のように見えるマンションを見て、あーでもないこーでもないと論じる。なんだかんだとお喋りが好きな3人。夕飯もそうだが他愛のないことを話し続ける。そして続けるようにしている。こうして話す機会を持てるようになったのもそうだし、あとどれくらいこういう時間が持てるかもわからない。今の時をしっかりと感じ過ごしていこうと思う。

板のように見えたマンション

夕刻前、三人でいつものタイミングに銭湯へ出掛けた。そして風呂上がりのロビーでのビール1杯のリラックス。そんな時もなんだかんだと話をする。昨日はたまたま尼崎時代、市営住宅に引っ越すまで住んでいた家(当時はすし屋を営んでいた)の近くにある外科医院の前院長先生の話で盛り上がった。自分も結構”痛い”思い出がある。そしてその院長先生の面影や声がまだ当時の病院の様子の中にイメージがよみがえる。

今は代替わりをして息子さんが営んでいる。母も長居に引っ越す前に肩を骨折しお世話にもなった。とにかく私を含め、家族ともども縁深い病院だと思う。そんな病院の前院長先生を話していると、父から先生は自ら命を絶たれたという事実を聞いた。しかも、前夜に先生が突然父の店に来て一升瓶を明け飲み交わしたという。

”マジで?そうなん?”

と、ただ驚くばかりの自分。元軍医さんだったという院長先生。風を切るように、スリッパの音をパタパタ鳴らし、勢いよく院内を歩く当時の姿。レントゲン写真を照明板に差し込む勢いの良さ。フラッシュバックのようにまたよみがえってくる。

それにしても、院長先生は自らの死を決め、その前夜に父を最後の晩酌の相手に選んだ。なんか凄い話だ。父もその訃報を聞いたときは強く動揺しただろう。知らなかった・・・。現院長先生は知ってるのか?と尋ねると、知らないだろうし、言ってないという。どんな話をしてたんだろう。尋ねるつもりもないが・・・。

あびこの交差点と満月

さて、今日は三輪山にやっと登れるようになったので、これから大神神社に向かおうと思う。御砂も少しまた頂かなければいけない。10か月ぶりだ。この期間の結構な穢れを山を一歩一歩登り祓って頂こうと思う。マクドナルドでこうしてブログを更新しているうちに、満月の夜が明けてきた。さて、一旦家にもどり着替えて出かけよう。
 

正美



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