記憶の中の祖母の声・・・
道の駅「しろいし」近く |
これで9度目の佐賀。当然季節も変わる。夏から秋に・・・。米の収穫もボチボチ本格的になってきているようで、刈り終わっている畑もちらほら。台風シーズンになる前に刈り終えないと稲穂がなぎ倒されてしまうので、これから農家さんも忙しさが増すだろう。
プレハブ小屋内の残物 |
今回は先週手続きをしたリサイクル家電の処分をし、解体工事の進捗状況を確認しつつ、プレハブ小屋の中の残物等の確認をすることが目的だった。予定では金曜日にもう一度佐賀に行き、処分可能な残物を自力で処分しようと考えていた。しかし、その残物は到底自力では処分しきれない産業廃棄物がほとんどだった。
整地に入る前の残物 |
手の付けられなかった所から出てきた祖母の衣類がまた一山できた。解体の下請けの親方さんも、もうこっちで残物を一切合切処分する流れを取った方が良いとアドバイスをくれる。確かにそうで、この残物の山を仕分けなんて体力的に余力はもうない。一人でやり続けてきているので精神的な余力もまたない。
業者の担当に”お願いします”と電話をかけ帰ることにした。これでまた余計なお金がかかる。言い値でどんどんお金が動かされていくが、自分の中では早く終わらせたい気持ちでいっぱいだ。朝にレンタカーを借りる際、軽作業車を今週の金曜日に予約しておいたがキャンセルをし、普通車を改めて予約した。
作業はさほどしていないにも関わらず、家に着く頃にはくたくたになったいた。母にお願いして買ってもらっていたお一人様ピザセットを急いで食べ、ギャーギャーと騒いでいる猫様たちにちょっとご飯を与え、銭湯へ駆け込んだ。とにかく、湯につかって心身をリセットしたかった。
サタ婆ちゃん |
”正美~!”
なぜか、子供の頃にサタ婆ちゃんに呼ばれた記憶の中の声がよみがえってくる。助八爺ちゃんの声は正直記憶にほとんどない。婆ちゃんの声が記憶に残りやすい濁声だったかもしれないが、この家にはサタ婆ちゃんの強い思いが残っていたのかもしれない。あれだけ婆ちゃんの衣類が残っていたし。今回の家の解体は婆ちゃんの思いを自分が受け取ったのかもしれないね。きっと心配していたのかもしれない・・・。
もうすぐ終わるのでご安心あれ!
正美
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