櫛田神社と氏子さんの浴衣・・・

 

昨晩に中洲まで歩く道中、ビルに挟まれた道路に鳥居があることに気が付いた。その先に神社があるんだろうと調べてみると博多の町の氏神神社「櫛田神社(福岡市)」だった。一之宮巡りで「住吉神社」しか参拝してなくて、折角だしホテルも博多祇園地区にあったので早朝にサクッと足を伸ばすことにした。平日の7時台だったけれどもお参りに訪れる人たちがすでにいる。出勤前のスーツに身を包んだ人もいた。こんな光景好きだ!


鳥居の後ろの楼門が神仏習合の要素を感じさせる。楼門を潜って天井を見上げる位置に色鮮やかな干支飾りが据えられていた。たしか同じような干支飾りを大阪天満宮でも見た記憶がある。


ここに来るのに場所だけ確認をして、神社にどのような神々様が祀られているのかは調べていなかった。何とな~く素戔嗚尊かなぁと「祇園」という名の付く町だから勝手にそう思い込んだ。というのも読んだ一冊で記憶が間違っていなければ、京都の祇園祭は素戔嗚尊の怨霊を鎮める祭りだと説明があったからだ。また読み返してみないとハッキリとは思い出せない。



本殿に向かう前に御祭神の案内板があった。見ていると大幡主大神、天照皇大神、素戔嗚大神とある。ウィキペディアを見てみると、全国の櫛田と名が冠する神社では素戔嗚尊の妻・櫛名田姫が大概祀られているが、この神社は三重松阪の櫛田神社(松阪市)から大若子命(おおわかこのみこと)を勧請されたとある。大幡主大神はつまり大若子命ということなんだが・・・、

”また姿がハッキリしない神様かぁ~”

なぜわざわざ松阪の櫛田神社からこの大若子命を勧請したのだろうね?合祀されているのが天照大御神と素戔嗚尊。凄く重要な神様のような気がする。


本殿で参拝を済ませて境内をそぞろ歩きする。相変わらず引いたお御籤は”大人しくしてなさい”、”出しゃばるな”そんな感じ。早朝だったのでまだ社務所が開いておらず御朱印は頂き損ねてしまったが、また来るから次回に持ち越した。

紫陽花、そして桔梗の花が咲いていた。程なく始まる博多山笠の準備で山車の出入りがある個所に足場がすでにくまれ、朝にも関わらず「中洲」とデザインされた白と紺の浴衣を着た氏子さんが多く準備に集っている。「中洲」の文字が記号みたいでとても目についた。



一人の若い氏子さんに声を掛けて浴衣の文字を撮らせてくださいとお願いする。”あぁっ、いいですよ・・・”とドギマギされながら背中を向けてくださった。詳しく祭の事は知らないけれど観てみたい。来月に来れば良かったと思った。でもね、福岡ってピーチで日帰りで朝から夕方までサクッと行けたりする。

誘惑が多い!

そう言えば、今年は住吉大社の「住吉祭」も開催されるようだ。やっぱり、祭は良い。写真をかじるようになってから、遠慮なくカメラを向けれる行事の一つが祭りだし。あとはズームの効く良いレンズさえあれば・・・。腕前は別としてね。 

この日は夕刻の便までに神話巡り三社を巡る予定で、8時からレンタカーを借りれるように空港そばのニコニコレンタカーまでまた出かけた。


正美







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