DECEMBER 2023 ~4年ぶりの室生龍穴神社・・・
熊野詣でに出かけた日、いつもの玉置神社〜熊野本宮大社に加えて、まず奈良県宇陀市にある「室生龍穴神社」とその奥宮にあたる「吉祥龍穴」を立ち寄ろうと考えた。かなりの寄り道で、その結果「熊野本宮大社」に行き着けなかったことは先のブログに書いた。
そもそも今回の室生ルートを取った理由はいつもの何となくに加えて、来年の干支は丁度「辰」年だし、来週の伊勢詣にここを通過できるルートが取れるかどうかを確認したかったからだ。流石に龍穴までは両親を連れていけないが、神社まで案内をしてここに鎮座するという龍神にご縁繋ぎをしてあげればと考えたからだった。
ルートは名阪国道の天理を通過してすぐの針ICからさほどかからない距離で、実際出発してから1時間20分程度で着いたと思う。やっぱりこの程度で来れるんだ。電車〜バス〜徒歩ルートだとかなりの行程になる。この日は冷え込んでいる朝。到着した境内の中をそこ冷気がより張り詰めた気配を感じさせていた。もちろん山の中にある神社。こんな朝っぱらから参拝する人はいない。
この神社の祭神は「高龗神」とされている。
高龗の「高」(たか)は山峯を意味し、「龗」(おかみ)は水をつかさどる蛇体の神のこと。「日本書紀」一書に見える神。伊弉諾尊(いざなぎのみこと)がその子軻遇突智(かぐつち)を斬った時に、雷神・山神とともに出生した神。水をつかさどる神として、闇龗(くらおかみ)とともに、祈雨・止雨の信仰を受けた。「闇」(くら)は谷底暗闇を意味する。
要はここでは山の龍神が祀られているということ。そして、その龍神は奥宮の「吉祥龍穴」に鎮座するという。
拝殿 |
本殿 |
拝殿の後ろにある本殿に脇から近づける。奥宮の「吉祥龍穴」から龍神が降りて来てくれるのだろうか?高々と境内を囲むまっすぐ伸びる杉の木が本当に雄大だと改めて感嘆しながら車に戻り「吉祥龍穴」へ向かった。
「吉祥龍穴」へ通じる道は少しだけ先に進んだ側道にある。車でそのまま進もうとと思えば進めるのだが、作業のためか侵入禁止のロープが張られていた。
“マジか!?”
と、落石でもあったのかと考えつつ勝手に
“いや行けるはず!“
と、決めつけ車を路肩に路駐し徒歩で800mほどの坂道を登り始めた。途中傷んだ道の補修をしている地元のおっちゃん達に確認をし”行けるよ“という事だったので安心した。
「吉祥龍穴」までの階段を下り、拝殿に辿り着く。靴を脱いで注連縄が張られている穴に向かい挨拶をすませた。夏場の水量ではないが、その神域の雰囲気は変わらない。この後車を走らせなければならないため、4年ぶりだったにもかかわらず(前回:「室生龍穴神社/吉祥龍穴」)時間が気になりゆっくりしきれなかったかもしれない。来年の辰年は足蹴に通いたいと思った。
ここから伊勢へ向かう方角の分岐点を確認をして熊野のルートへ向かう。おそらく大丈夫だと思うけど天候には注意をして当日ルート判断もした方が良いと感じた。親が一緒なので無理はできない。この後は意図せず龍神にまつわる神社を2つ訪ねることになった・・・。
正美
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