DECEMBER 2023 ~ 池神社、そして明神池の”ヤバい”美しさ・・・
池神社。
室生龍穴神社に立ち寄った後、一社立ち寄り、玉置神社に向かう道中に偶然あった神社。道の駅・上北山で軽く休憩をしてただただナビ任せ。この日、この池神社を立ち寄ったあとの国道245号線の酷さを奈良の同僚に話すと、”奈良はそれがあるから・・・”という。それはさておいて、この神社に近づきながらまず目についたのは「明神池」だった。
この日は快晴中の快晴。雲一つない空とその青さ。そして池を囲む木々の緑。もちろん美しさはもちろんなんだけども、その池から伝わる神秘的な雰囲気と穏やかさ。美しさと反する”ヤバい池ですか?”とすぐわかる。ちゃんと池に面して鳥居とお社があった。車を止めた側に案内板があり、読んでみると「明神池」を含めて「池神社」の神域だと伝えていた。
もうこの時点で「熊野本宮大社」まで行くことは不可能かなと諦めていた。なのでそのまま通過をせずにこの神社でもちゃんと挨拶をしていこうと思った。神社自体は池の真向かいにある。どう見てもこの池にいる存在をお祀りをしているのだろうと思わずにはいられない。そして神社の鳥居をくぐり境内に入るとその拝殿であれ、その後ろの本殿は凄く立派で、しっかりとお祀りされていることがわかる。
由緒の案内板があったので読んでみた。
創立は飛鳥時代、天武天皇の白鳳年間(673~681年)役行者が大峰入峯から下りて、無人の山中に幽玄な湖を見て、深くその霊気に打たれ、これをまさしく神のお在しますところとして、祀り始めてのが起源と伝えられている。最初は行けの阪峠(辻堂)にあったが、元和年間(1615~24年)に現在地に遷宮された。社号は始め「池峯大明神」または池峯神社と称し、後に「池大明神」と称し、明治6年(1873年)に社号を”池神社”と定め、郷社に列せられる。主祭神は市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)=弁財天となっている。昔から雨乞いのご利益で知られて、当村の祭神さまであるばかりでなく、広く南紀・熊野一円の崇敬を集めている。祭神は他に二神をも祀っている。[天児屋根命(あめのこやねのみこと)・少彦名命(すくなひこなのみこと)]この神秘的な池神社を平成28年4月19日に日本遺産として認定されました。
とある。
”ここも龍神様だろうな・・・”
と、考えを巡らす。どうして市杵島姫命のなんだろうか?もちろん後付けの祭神名だろうが、雨乞いのご利益で知られているということであれば、水を司る神・罔象女神(みづはのめのかみ)とか高龗(たかおかみ)か闇龗(くらおかみ)の両神のいづれかでも良かったんじゃないかなって。明らかにそうだってわかる神名、つまり龍神だと分かる神名を隠す意図でもあったのだろうか?とにかく、この神社の社殿の立派さにとても強い神が祀られているのだろうと思う。
自分にはとても居心地の良い場所だった。また訪ねてみたいと思うが、何せ東吉野のかなり辺鄙な場所。下北山村にある。そうたびたびは来れない。今回、ご縁を頂けたことに感謝を拝殿で述べて神社を後にした。
この後、道は下北山村に入り国道245号線と229号線と分岐に差し掛かる。そして自分は国道245線を素直にナビの案内に従ってしまった・・・。
”対向車来るなよ~~~~!”
正美
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