熊野詣 2023・・・


2023年の熊野詣の日。(昨年の「熊野詣 2022・・・」)

3連休の最終日の快晴の日だった。この時期の熊野詣は大概晴れが多い。雨などが降られると玉置山を登る道が凍結するので、自ずとそういう日だろうと予測できる日取りは避けるため。今の勤務形態なら平日であれば、”明日晴れる!”と確信があれば近所のレンタカーが前日でも空車があることがほとんどた。

今年はいつも通りの熊野詣とはならなかった。結論から言えば、「熊野本宮大社」まで行く時間が無かった。その理由は来週の伊勢詣でのルートを天理付近から国道369号線を伊勢へ向かうルートを取るルート下見を兼ねて「室生龍穴神社」とその奥宮「吉祥龍穴」に立ち寄ったことが根本原因。何とかなるだろうと高を括っていたがそうは行かなかった。その理由は別に更新するとして・・・。


前日は長いドライブになると汲んで、相当睡眠をとっておいたので頭がスッキリ運転を続けていた。でも下北山村から国道425号線入った後のその酷道に辟易していた。この辺りは山岳信仰の行者の修行場でもあった。

第四十代天武天皇の頃、役の小角によって始められた修験道は、山伏姿で山野を渉し、呪文を唱え、行場を巡って、苦行修練することを目的とする仏教の一派である。大峯山を根本中堂とする修験道は、態野から吉野に至る間に七十五の靡(なびき。行場のこと)を開き、熊野から入るのを順の峯入り、吉野から入るのを逆の峯入りと称したが、玉置山は熊野から数えて十番目の靡として行者の往来が盛んであった。今も奥駆道と称する行者の道を往き来する姿が見られる。


「大峯奥駆道」のルートにあたるのだろうか?東吉野から西吉野を真横に突っ切って来たことになる。車ではあったけど修験道の山伏にでもなった気分で道中の山の山頂から中腹付近をずっとは車を走り続けた。やっと玉置神社への分岐点に行き着いた時は安堵した。それでもまだここから玉置山へのルートを進まなければならない。

いつも十津川を渡り玉置山を上がっていくルートを取るので景色がちょっと違うので不安になる。それでも玉置神社の看板もちゃんと確認できたので気持ちが楽になったのはたしかだ。このような見晴らし台があるこを知らなかった。カップルさんが景色を楽しみながら「めはり寿司」を食べている脇で動画を撮らせてもらう。



ここからの眺望は初めてだけど、本当に綺麗だ!雲一つない快晴の熊野の山々。長い長い運転が報われるときでもあるんだけれどもね。そばに「世界遺産」登録の石碑があったので記念撮影。”お上りさん”って言うやつですわ。でも石碑に「大峯奥駆道」って文字が彫られているから、今日はちょっと感慨深かったからかもしれない。


玉置神社に着いたのはとっくに昼も回った13:30頃。駐車場も結構車で埋まっていた。因みにいつもは11:00前に着いている。いつものように境内への長い参道を歩く。そして手水舎の龍をみて”今日は龍神ありき”だと思えた。朝に来ればこの時期凍っていることが多い手水舎の水の冷たさが出発前にうちのバカ娘(ワカ)のひっかき傷に沁みたとか、沁みないとか・・・。

一年間のご加護に感謝を本殿で伝えて、社務所で来年の護符を頂いた。おばちゃんたちがやけに多い。いつも来る時間帯じゃないからだろうか。来るときは本当に遠方から来ていいる人たちがいる。今日は何と「佐賀」のナンバープレートを見た。



玉置神社に着いた時点で「熊野本宮大社」の参拝は諦めていたので、初めて駐車場の売店で腹ごしらえをした。朝から何も食べず、キントン水とコーヒーくらいしか口にしていない。おかげでここまでずっと頭がスッキリしていたんだけども、「めはり寿司」食べて帰ろうかと思っていたが売り切れていた。なので「きつねうどん」(¥600)を空腹を満たして出発した。

出発の時点でナビは19:00頃、ちょうどレンタカーの返す時間だったが、実際に大阪に戻ったのは18:00過ぎ。結構頑張ったのよ!そして今年も実感するのが、”熊野は遠い。日帰りでは遠すぎる”ってこと。懲りないというか、学べないというか、色々余裕がないというか、進歩していない。

誰かお付き合いしてくれる人ちゃんと探した方がイイね。



正美


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