伊勢詣 2023・・・


毎年恒例の両親との伊勢詣に行ってきた。今年も行けるだろうかと感じながら、ギリギリ果たせている。自分にとっての一年の節目を感じる伊勢詣であり、そして両親への労いの意味もある。でも年々足取りがおぼつかなく両親、そして車での移動の負担も気になる。今回も父が内宮で急に足が動かなくなり出した。おかげ横丁を少し歩いて駐車場に戻るころは、自分が支えながら歩いて向う。一瞬「脳梗塞」が出たかと思ったが、内宮を離れていくにつれ、そしてホテルにチェックイン後はほぼ正常に戻り、翌日も普通に一日を終え帰宅した。何だったのだろう・・・?

さて、今回は外宮に向かうルートは両親を「室生龍穴神社」の龍神に縁繋ぎを終えた後、国道369号線、そして368号線のルートを取る下道で伊勢に向かった。そしてまたどえらい道を走ってしまった。国道368号線は「仁柿峠(にがきとうげ」という峠越えルートだった。「役行者」という案内板をチラッと見たが、そういうルートだったのか?前回の熊野詣の国道245号線に似た道。途中1台だけ軽自動車とすれ違ったが、余裕を持ってすれ違う道幅ではない。おまけにふと目にした看板に「死体遺棄事件現場」とあった。

”わぉ~”

無事に伊勢に入り、外宮、内宮の順に巡る。いつもなら二見ヶ浦に寄ってから行くが、今回はそのまま伊勢神宮に向かった。外宮は比較的に参拝客がいつもよりも少ない気がしたが、内宮は相変わらずの人出だった。昼過ぎにも関わらず幸いにも入口ちかくのA駐車場が空いていたのが幸いした。ここの駐車場に入れれる、入れれないで歩く距離が大きく変わるからだ。冒頭に述べた父の急激な足取りの変化だったので本当に助かった。内宮の正宮への階段は両親に目を配りつつ階段の上り下りをする。

”両親との伊勢詣では今年を最後にした方がイイかな・・・!?”

と考えがよぎる。伊勢ででなくても良いのだが、こうして5年続けてきたので続けれるところまで来たい思っている。

内宮を離れホテルに向かった。前回は湯快リゾートプレミアム・志摩彩朝楽に宿泊したが、あまり良くなかったので鳥羽の湯快リゾートプレミアム・鳥羽彩朝楽にした。内宮出発後もそう時間もかからないので良い。海沿いのあったホテルを湯快リゾートグループが買い取って経営していると思う。リニューアルオープンしてさほど年数は経っていないはず。施設面では鳥羽の方が完全にイイ感じだった。自分たちが予約した部屋の内装もとても綺麗だったし。ただその晩は強風吹き荒れる日で、もう海からの強い風がバタバタの窓を打ち付ける眠りが浅い夜となった。

翌朝の帰路のルートは国道166号線の伊勢から奈良までのルートを走った。ここは片側一車線(ところどころ狭い)で安心して車を走らせることができた。最初からこっちのルートにしていたら気も楽だっただろう。「室生龍穴神社」のルートを取ってしまったから、369号線からのルートを取らざるおえなかっただけ。良い勉強になった。

帰路途中に「丹生川上神社(中社)」の看板が目について、調べたらすぐ行ける距離だとわかった。折角なので両親をもう一社、龍神にまつわるところに案内することにした。そしてそこで両親は「東の瀧(龍神の瀧)」で龍玉を投げ込んだ。母親の変な動作がどうも気になる。龍神も”なんやこの婆さん⁉”と思ったとか、思わなかったとか・・・。

さらに自分だけだが帰路途中にある「八咫烏神社」に参拝をして、大和田高田からバイパスと高速道路を利用して大阪に戻る。このルートはもう熊野詣で何度も何度も走っているルート。慣れたものだ。

無事に今年も伊勢詣でが終わり、あとは自分がご縁のある社寺に挨拶周りのみ。残り半月、そして今年一年を締めくくるれますように!



正美






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