「大人の階段」には「蜜」がいっぱいなもの・・・
8月も後半。高校野球も終わって宮城の仙台育英が優勝。東北勢が初めて大旗を掴んだ幕切れで、巷ではそのことに関連して「白河の関」というキーワードを見聞きした。調べてみたら昔の街道の関所のことで、そこは「陸奥国(むつのくに)」(東北地方)の入口にあたるという。つまり、甲子園の大優勝旗が初めてその「白河の関」の境界を越え東北(陸奥国)の地に入ったという事なんだって。細かく言えば、北海道の駒大苫小牧高校が2度優勝はしてるんだけど、本州と北海道は違うようで、それも歴史・地理的にもわからないでもないな。
その話題とは別に今回の高校野球甲子園大会の幕切れで印象に残ったのは優勝した仙台育英の監督の優勝インタビューの内容だ。
「(高校の)入学どころか、おそらく中学校の卒業式もちゃんとできなくて、高校生活はなんというか、僕たち大人が過ごしてきた高校生活と全く違うんですが、青春ってやっぱり密なので、(行事など)そういうことは全部ダメだダメだと言われて、活動していてもどこかでストップがかかって。どこかで止まってしまうような苦しいなかで、本当に諦めないでやってくれた。でもそれをさせてくれたのは僕たちだけじゃなくて、やっぱり全国の高校生のみんなが、本当によくやってくれた。例えば今日の下関国際さんもそうですが、大阪桐蔭さんとか、そういう目標になるチームがあったから、どんな時でも諦めないで、暗い中でも走っていけた。本当にすべての高校生の努力の賜物で、ただただ僕たちが最後にここに立ったというだけなので、ぜひ全国の高校生に拍手してもらえたらなと思います」
凄い素敵なスピーチだった。
「青春は密なもの」
抽象的でもあり、そして象徴的でもある言い回し。凄く”ドン”と響くフレーズだな。監督の優勝スピーチは後世に残るんじゃないかなって思った。「青春」「蜜」という言葉は”これ”って定義し辛く抽象的だ。「蜜」なんて言葉は、今の世情で”何が「蜜」で、何が「蜜」じゃないねん!”ってご都合主義で作られてもいるし。それが監督のスピーチの全容で、高校球児や、今の10代の若い世代の現実におけるそれらの言葉ハッキリ定義付けされたようだった。
”ほんとだよ、まったくいつまでやるんだよ”
”♪大人の階段上る~♪は密しまくりなんだよ!”
夏の暑さがまだまだ厳しい。そして両親の引越しがまだ始まらない。市営住宅の入居通知がまだ来ないのだ。ほんとじらされてる感じがする。早く終わらせたいのに・・・。きっと通知は9月だな。それから完全入居まで5週間ほどと言う。”こりゃ最悪10月だよ!”と項垂れている。ユニットバスや給湯器の設置も業者に依頼して工事。大方の荷物を自力で運んで、部屋をある程度しあげてから大型の荷物だけ業者に運んでもらうプラン。11月の自分のバースデー月までには絶対終わりたい!
高齢者にこの熱波の中バタバタさせるのは良くないが、こう過程が長いと「緊張の糸」とは言わないが、どっちでも良い気持ちにならなくもない。はぁ・・・。
気晴らしに、階下に飲みにいく。
ハイボールと唐揚げ。ちょっと自分の感覚で「2022を超えて行け!」って気持ちがある。この年を乗り切れば風向きも多少は変わるかなとそんな感覚がある。そんな考えをボーっと考えていると爺さん二人が三輪自転車と電動カートで並んで歩道を駅の方向に向かったと思ったら、また戻って来た。シルバーの”族”かよって笑えた。
気分を多少スッキリさせて玄関のドアを開けた・・・、
”やっと、帰ってきたか・・・”
と、何やらテレパシーが伝わってきた。(-_-;)
”しれ~っ”と、歯を磨いて寝てやった(笑)
正美
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