宮崎神宮での「天長祭」を垣間見る・・・

ナビの誘導にちょっと戸惑いつつ入る路地を間違えながら、というよりただ鳥居を見過ごしていた。駐車場へ通じる鳥居だったからかもしれないが、自分のイメージしていた場所の雰囲気ではなかったので素通りしてしまったんだろ・・・。

宮崎神宮に着いて、すぐに参道にへ向かった。本当は正面鳥居からしっかり参道を歩くのが良いのだけども、結構遠回りを要するかなと思い端折ることにした。この日は「天皇誕生日」にあたる日で、日の丸が掲揚されていて、梅と日の丸の一枚を撮ってみた。花弁の向きがいまいちだった。

参道に出ると、両側には燈籠ごとに日の丸が掲揚されている。すごく”ピシッ”と気を張りつめるそんな壮観な雰囲気を醸し出していた。「天皇誕生日」という特別な日でもあり、神社にその特別な気が満ち満ちているかのようだ。日の丸だけでなく、国旗、単純に何かを象徴する旗というものはプラスアルファとなる何かを持っているのだろうと思えた。

すぐに拝殿に向かったが、どうやら何かしら式典が行わているの事に気が付いたが、それがすぐに天皇誕生日の式典「天長祭」が執り行われてるのに気が付いた。途中からだったが、式典を見れるタイミングに到着できたは幸運だった。ちょうど祝詞を奏上されているタイミングで、その後粛々と式典の進行が進んでいった。

一般の参拝者も足を止め、境内の隅に位置取り式の進行を見つめていた。そして自分も同じように見学させていただいた。規模は違えど、伊勢神宮のように宮司の人達が列をなし歩く姿がとても美しく、またこの宮崎神宮の上品な境内の雅というのか、そんな雰囲気ととても合致していてしばらく長居をすることになった。


式典が終わり御朱印を頂いて、暫くお札やお守りを眺めていると、一つどうしても気になるアイテムがあった。16菊花紋入りの黒色の「招福鈴」だ。迷わず購入した。他にも黄色、紫色、白色、そしてピンク色もあったかもしれない。そんな選択枠の中黒色が一番カッコいいなと思った。ちょうど小銭入れにピッタリだったこともその理由だ。ただ、この「招福鈴」お土産に色々な色を買って帰れば良かったなと後悔した。

この神社のご祭神は神武天皇、そしてその父にあたる鵜茅草葺不合命と、母にあたる玉依姫も同じく祀られている。天孫・瓊瓊杵尊から神武天皇までは、瓊瓊杵尊ー彦火火出見尊(山幸彦)ー鵜茅草葺不合尊ー神日本磐余彦尊(神武天皇)の系統だ。でも、ある著書では瓊瓊杵尊ー鵜茅草葺不合尊ー神日本磐余彦尊(神武天皇)と瓊瓊杵尊から3代とあった。自分もその方がしっくり来たりする。なんとなく・・・。神話も系統の正当性を示すために脚色はあるとは思う。いずれにしろ、今の日本は神武天皇を初代天皇として今に至る皇統への道筋が神話で示されていれば良いのだろう。


本当にここは自分にとっては居心地の良い、そんな気持ちにさせてくれる神社だった。宮崎に来るというのはなかなか叶わないかもしれないけれども、是非、再度訪ねたいと思う。

宮崎での目的を果たして、また鹿児島まで戻るために急いで車に乗り込んだ。途中、霧島神宮、そして鹿児島神宮を立ち寄って空港に戻れるようイメージしていた。時間的にも楽勝に思っていたのだけども・・・。


正美

コメント

人気の投稿