伊勢詣 2021・・・

伊勢神宮「内宮」神鶏・・・

3年目の伊勢詣。今年は1泊2日で日を選び出かけた。いつもの事だか両親を伊勢詣でにという名目のもと、自分の目的もしっかり果たす。昨年は熊野詣でも併せての旅だったが、この時期の玉置神社への道はリスクも大きいので、熊野詣は先日個人的に出かけていた。紀勢道のトンネルばかりの眠たくなる道を走りたくもなかった。

ニコニコレンタカー「スペーシア」

朝8時に出発をし、途中西名阪道の伊賀付近にある「敢国神社」に立ち寄って、いつもの通り「二見ヶ浦センター」に行くが、その日が館内メンテナンスの最終日で休業だった。ここで「まる天」の揚げたての天ぷらを「二見輿玉神社」を詣でた後に食べるのだけど、あえなく断念することになる。いずれにしても伊勢詣での最初のポイントで、今年もこうして訪ねることが叶ったことを感謝し伊勢神宮「外宮」詣へ向かった。

夫婦岩

夫婦岩

規模こそ小さいが「外宮」には落ち着いた感じがいつも漂っている。本殿前では20名くらいの正式参拝を終えた団体とすれ違う。みんなしっかり正装に身を包んでいる。本来はこうして伊勢詣を果たす礼儀がいるというが・・・。伊勢詣での楽しみは、干支始まりの「子」から集め始めた置物の購入すること。購入するのは「内宮」参拝を終えてからと決めているが、とりあえず来年の干支「寅」のデザインを確認した。

”可愛い!イイ感じだ!”

伊勢神宮「外宮」参道

伊勢神宮「外宮」正殿前

さて、本来ならもう賢島の方に向かい途中「伊雑宮」に立ち寄って宿に入るが、昼を過ぎた頃。たっぷり時間はある。「内宮」も今日参拝しておくことにした。暦も「大安」だったので良い日よりだ。「おかげ横丁」には「まる天」の店舗もあるので、「二見ヶ浦」で食べそこなった天ぷらを食べることも叶う。

おかげ横丁

「まる天」天ぷらを食べる両親

鳥居前の駐車場が満車で利用できなかったので、「おかげ横丁」出口そばの駐車場を利用するしかなかった。あまり両親を歩かせたくなかったが仕方がない。とは言え、毎年遠慮なく「市中引きずり廻し」の刑のごとく、後期高齢者を歩かせまくる鬼息子。はい、歩かせました・・・。

五十鈴川

賑やかな「おかげ横丁」。楽しい気が満ちている。修学旅行生もいて、男の子のグループがみんななぜかお稲荷さんのお面を頭にかざして歩いている。それ伏見稲荷でやればもっと様になるのにね。学生さんたちは「おかげ横丁」散策だけっぽく、「内宮」を参拝した時は学生さんたちの姿は見かけなかったように思う。忙しい行程なのかな?

伊勢の地酒銘柄樽

ここに両親と詣でるようになり3年目。両親の信心深さの度合いを知るようになったが、その度合いはどうかといえば”さほど”かなと思うが、旅を重ねあちらこちら縁を繋げて行くことで少しずつは増していくのかなと思う。”水が冷たい”と手水舎の清めをサボろうとする母に釘を刺す一方、父は今年も頑張って五十鈴川の水をしゃがんで掬い頭に注いでいた。

伊勢神宮「内宮」正殿前

縁起良い「金」の羽色

「内宮」本殿でしっかりご挨拶と一年のお礼を述べ、自分は来年2月に開聞岳にいくつもりなので、そこでまたご挨拶しますと”アマテラスさん”(天照大御神)に伝えて後にした。もちろん来年のお札、干支の置物と絵馬、そしてお神酒を購入も忘れない。

「おかげ横丁」赤福にて

宿に向かう前に、「赤福」の茶店でお茶セット(¥230)をさっと頬張り、アホほど出るのに苦労した駐車場を後にし賢島「宝生苑」へ向った。勝手がわかっている宿なので、ご飯を食べ、風呂もたくさん入り、今年も伊勢詣でを締めることができて良かったなと思っている。特に、今年は自分たちにとっては年初から大きな事が重なっていたので、ここにまた辿り着けたことが感慨深くもある。

「宝生苑」での夕食

命は限りがある。寂しいことだが両親はその限りを少しずつ口に出す。そして、姉はその限りを多く残して今生を終えてしまった。自分は”まだまだ”だと思っても、明日何が起こって、どうなるかわからない。一日一日大切に、少しでも楽しい人生を送れるよう選択して、そうある世界を見て、体現できるよう努めようとは思う。この旅もそうあるための一つの手段だ。

宿の部屋からの日の出

夫婦岩まえにて



また来年、次は「卯」の年を迎えるための師走詣でがまた両親と叶いますよう・・・!


正美

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