二重の虹を見た日...
この二重のアーチ型の虹を見たのは、両親との新生活を始めて1か月が過ぎた5月下旬頃、長居公園近くの公衆浴場に出掛けた帰りに空に現われたものだ。タイミングが良かったようでアーチの形がはっきりとしていた。”あっ、携帯電話を持ってない!”と諦めて眺めながら家路に向かっていたら、携帯電話がズボンのポケットに入っていたので、慌ててシャッターを切った。
公園内にいる人々も一所懸命に虹のアーチを携帯電話のカメラで撮っていた。”縁起が良いねぇ”なんてありきたりな表現かもしれないけども、虹って「希望」を持たせてくれる不思議な力を持っている。特にそれが完璧なアーチを空に描き、なおかつ2重であれば胸躍る。単純かもしれないがそう思えてしまう。
「不安」を感じても仕方がない。事が動いて新しい生活が始まっているんだから。
自分にとっては住み慣れた街の中で生活する場所がちょっと変わっただけ。ただ両親は何十年と住み慣れた町を離れ、右も左もわからない、これまで交友があった人々が周りにいない環境での生活。”不安を抱くな”というのは無理な話だ。だから、事が全てスムーズに片付くように、不安な要素は少しでも両親に与えないように引っ越してからは結構自分は気を張っていたなと振り返る。
写真の光景はタロットカードの「カップの10」の光景と重なる。「家族」がテーマで、そして未来に向かう「希望」を虹やその絵に表現される人々の様子で伝えている。得る覚えのそのカードの意味を自宅に戻り調べて自分に言い聞かせた。
正しい選択だったと・・・。
正美
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