縁の力を持つ人・・・


今年は少し身の回りが落ち着くかなぁなんて思っていたけれども、どうにもこうにも次から次にとまだまだ「調整」という言葉が妥当かどうかはわからないけども、自分が先々に落ち着いた生活ができるように”自分の事とは言い難い”事柄を処理していかなくてはならないようだ。

姉の死から引越し、そして父方の実家の解体、そしてさらに引越し。ここまでが大きな山場だったんだけれども、何か先手先手で気を巡らせ備えていた方(心づもりも含め)が良いような事がいくつかある。「貧乏暇なし」とはこのことかと。

昨夕、亡くなった姉の知人であり、姪の勤める美容院のオーナーさんが急逝されたとの報を受け、両親に声を掛けて代表で通夜に行った。姉の式にも足を運んでくださっていて、そして姉との繋がりで姪が現在の職場で働いている。自分とほぼ同年代だろうオーナーさん。これまで一度も言葉を交わすことがなかったから、オーナーさんを感じることは正直できていない。しかし通夜の規模であり、次々の訪れる弔問客の多さにオーナーさんは人との繋がりを多く結んで親しまれた方だったのだろうと容易に推察できる。遺影もそれに相応しいとても明るい陽気な雰囲気の写真が使われていた。

今回の通夜に参列して”姉を少し誤解していたのかも”と気が付いた。姉が亡くなった時、通夜・葬儀は基本家族葬とは言え寂しいものだったと思う。姉の交友関係もそれに比例していたのか?と感じることもあった。もちろん「家族」という枠にはまると交友関係も限られているが、それでもオーナーさんとのそれと比較すると寂しいものだ。ただそれをマイナス的に捉えればそのような考えに及ぶ。しかし、ふと思った。これだけの人を惹きつけ繋げたオーナーさんとの縁を持っていた姉は本当は強い縁を結ぶ力を持っていたのではないか?そう思えた。

そう言えば、姉が天職の美容師に就く前、美容学生の時代に人一倍担当講師から可愛がってもらっていたと。色々無理難題を突き付けられ、アシスタント的になってることに愚痴をこぼしていたというが、最初の就職先もその講師の伝手があればこその良い就職先を得て、そしてかなりの指名客もつくようになっていたという。確かに・・・。ただ、その後の彼女が選んだ選択一つ一つが彼女の晩年を作ったことは間違いない。その中で彼女はその持つ縁の力をそのオーナーさんと結んで、自分の娘に繋いだのかと思える。姪もその事に気が付いているのだろうか?姉の人生を客観的に眺めて、自分の人生の糧とできているのだろうか?良い選択をして縁を紡いで欲しいと願う。姉のその強い縁の力を受け継いでいるならできるだろう。

選択

良い選択を重ねて発揮して欲しい。

自分の「縁の力」はどうだろう?まぁ、普通とは言えない気がする(笑)

自分もそろそろ重い腰上げて、殻から出る時期なのではと思ってるような、そうでないような・・・。

さて、両親と姪子とショッピングモールに出掛けますか!


正美



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