どうにもならない事もあるだと?・・・


「エゴイスト」という本を読んだ。今月の頭だったか両親が観たいという映画に引率して、彼らが鑑賞中に本屋で面陳(めんちん:表表紙を向けて陳列すること)で並べられていた原作に手を伸ばした。この作品が映画化されることは、YouTubeなどでオススメで予告編が挙がっていたので知っていたが、そこまで観たいという気持ちにはならなかった。でも、先日せっかく読み切ったので観ようか観まいか数日悩んでいた。

一昨日は躊躇し、その翌朝は”よしっ!観に行ってみるか!”という気持ちになったので、初めて「セブンスパーク天美」にあるTOHOシネマズまで自転車で20分の距離を、最近出不精になっていたしセロトニンをたっぷり浴びる目的を兼ねて運動がてら向かった。他にも上演劇場があったがとにかくここの劇場はガラガラっぽかったので朝一番の上演を選ぶ。本当にガラガラだった。80人程度の収容にたったの4人。

この作品の原作を書いた高山真(がんで既に他界しているそうだ)さんという人の事は良く知らない。ただこの作品は自叙伝的な話だという。ただそういった情報や人物像も本を読み切るまでは全く前情報もない。ある程度自身でストーリの展開をタイトルから予想しながら読み進めたいた。

10:15分の上演が始まり、次回作の宣伝後に本編が始まった。そして本編冒頭のシーンから・・・

”わっちゃ~・・・”

と鈴木亮平演じる浩輔の様相を見た時に思ってしまった。そこからが残り2時間近い上演時間は苦痛と言うのだろうか、自分の真我の場と言われるみぞおちのあたりが強く”拒否”という反応を示した。

映画「エゴイスト」の感想・・・

久しぶりに感じる強い胸騒ぎだった。2時間の自虐の時間(笑)。どんどん眉間に皺が寄る。それでも1900円の安くない鑑賞料の元を取ろうと最後まで観切る。ハリウッド映画の「グレーテストショーマン」を5分で”無理っ”と(レンタル)再生を止めたのと同じくらいかもしれない。映画鑑賞を劇場で追えてこんなにキツイ思いしたのは初めてかも。エンドロールが始まるとすぐ劇場を後にした。たまたま1階したに「サイゼリア」を見つけ(笑)てリフレッシュ。いつもの献立を注文。しばらく抜けそうになかった・・・。

知人に教えてもらい、近くに面白い神社があるというのでリフレッシュに神気を浴びればそこそこましになるかと「不忍神社」へ15分ほど自転車で向かう。ここはユニークな”恋みくじ”が人気だそうで、この日もカップルや女性連れが何組がきていた。そして我が恋みくじの結果は・・・

だそうですわ・・・(-_-;)

このおみくじは神社のホームページで補足の説明を見る必要がある。そして28番の補足説明はこうだ。

”今はどうにもなりません!”

断定かよ!要は”八方塞がり”ですやん!最近、ちょっとはそういう方向に意識のベクトルを向けようと思っていたのにダメだしかよ。人生未来に期待せず、今をとにかく生きよう!(笑)

帰り道、大和川にかかる「行基大橋」で後ろから”どこ行っとったんや?”とおっちゃんにいきなり声を掛けられた。

”誰やねん?”

と思いつつ、”あぁ、銭湯であうおっちゃんか~”と何とか思い出せた。どうやら堺方面にある自身の畑からの帰りらしい。いつ頃からか急に挨拶を交わすようなイイ感じのおっちゃん。その後、いつもの時間帯に銭湯にも来ていた。

銭湯でもしっかり汗をだし、夕食後やっと今日の”不意打ち”の感情が抜けたなと言う感覚を持てた。ただ体はくたくただったのかこの日は21時には眠りについて、朝の6時まではベッドからでることはなかった。しっかり休めただろう。


正美





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