AUGUST 2024 ~ 雲海を抜けた聖域・・・

 8月中旬。

8月中旬。

残暑見舞い申し上げます。

お盆(旧盆)も明けて、海・山・川方面を含め基本大人しくする時期も過ぎたので、お盆が明けて連休の最終日に熊野・吉野へまた長時間ドライブを敢行する。行くたびに”ここは1泊して来るところ”と内心わかってはいても、”まぁ、一泊まですることともないやろ・・・”と、金額面のことも考え日帰りを選んでしまう。

朝の7時に出発をして夕刻の17時30分に車を返却するまで走行距離をチェックしたら「322km」。こんな距離を走っているのかと不思議で仕方がないが、走行時間を考慮すれば妥当なのか?ガソリンも16ℓとメーター半分を消費したみたい。今回のお出かけの理由は「玉置神社」へお礼参り。何のお礼と言えば甥がバイク事故をしたが小難で終わったそのお礼をしておきたかった。

事故の方は幸い3針縫って後はかすり傷。バイクは廃車になったそうだ。自分で転倒でとのことだが廃車にするくらいだから、やらかしてることは否めない。去年から乗り始めたバイクで気になることがあったので、玉置神社の護符をバイクにどこかに着けておくように甥に指示しておいた。護符が身代わりになってくれたのか?また乗る気満々の甥に軽く釘は刺した・・・。

長居を出発してからほぼノンストップで玉置神社に着いた。約3時間。いつもここに来るときは晴れることが多い。しかし、今回は雨降るなか、山道の霧の中を抜けつつ神社駐車場に着いた。熊野の山々は幽玄な雲海が立ち込めていた。ちょうど行者白衣を着ていた男性の鈴の音が駐車場に響く中”ぼ~”っといつもは違う景色を眺めた。神社の参道の山の中も霧が立ち込めている。しっかりお礼を述べて、山を下る道中にある「玉置龍神水」を飲みに車を走らせた。

瀞峡方面へ遠回りする。今回は年末に行った「池神社」をもう一度訪ねたかったのでこっちのルートを取るしかない。ちゃんと注連縄で結界が張られている水を司る龍神の水。ありがたくがぶがぶと何度も柄杓中野水を手に移して飲んだ。凄く美味しい水だった。ルート取りがとにかく困る。今回も「熊野本宮大社」まで行けるわけもない。日帰りじゃ無理なのよね。

2度目の「池神社」。本殿横に聳え立つ1本杉を見ると、遠目ですら圧倒される。前回初めて訪ねた時は快晴だった。今回は曇天。池の雰囲気が冴えないが、そこじゃない。凄く力を持った龍神が鎮座するという室生龍穴神社、そしてこの後に立ち寄った丹生川上神社(中社)にはとにかくゆがみのなく天に伸びている巨大な杉がある。ここの杉も本当にそうで、ここも別格の龍神の聖域なのかなと。この池は龍神の住処なのかと物思いに耽る。本当に魅力がある場所だ。また来よう。きっと来てしまうだろうな・・・。

最後に丹生川上神社上社に立ち寄ってちょっと龍神アクセサリーを購入してから、丹生川上神社(中社)に寄った。もう15時を過ぎてしまっていたが、ここまで来たんだし参拝を果たしてから帰路に向かった。次回は年末。またどんなタイミングで、どんな天候でお参りできるだろうか?

夏はまだまだ続く先の話だけれども、これからの時期が自分にとって自分を楽しめる時期とも言える。

正美

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