MAY 2023 ~ 30年ぶりの劇団四季『キャッツ』(名古屋滞在日記② )・・・


お金を使わないつもりがドンドンとクレジット決済を重ねてしまっている名古屋滞在。後先何も考えていないな俺。ちょっと言い訳をすると、会社が「名古屋四季劇場」の近くのそばにホテルをアレンジしてくれたのよ!ほんと、これたまたま通勤時に劇場が見えて気づいてしまった。ただそれだけなんだ。

今名古屋の四季劇場では定番の『キャッツ』がロングラン公演を行っている。午前中に三河方面に出掛けて戻るとお昼前。昼からの公演に間に合いそうなのでチケットオフィスに足を伸ばした。一番低いカテゴリーの最後部席。箱が小さいが概ねステージの全体が見えるので問題のない席。レギュラー料金で4500円。クレジットご一括。”やっちゃったぜ!”

 

『キャッツ』を見たの実に30年前の学生時代。ちょうど東宝ミュージカル『レミゼラブル』とか『ミスサイゴン』とかも初演辺りで盛り上がりを見せていた頃。個人的には『レミゼラブル』にはまっていたので、当時の『キャッツ』は楽しめていなかった。ダンスが際立つミュージカルだからという点もその理由だったかも。正直、”楽しめるかな?”と不安はよぎった。でも、”観よう!”という気持ち、そして劇場がすぐそばというチャンスを無駄にはできない。

そう言えば、昔の添乗員の同僚で四季フアンがいたな。自分はあまり四季の作品は観ていない。『夢から醒めた夢』は作品に入り込みやすくてとても好きだった。『オペラ座の怪人』四季はまだ観てい(ロンドンとラスベガスで観た)が、大阪で8月まで行っているのでちょっと悩むよね。


30年前にこの作品を観た自分と今の自分の違いはまさかまさかの”猫族”に使える人間となってしまったこと。作品を観て、”あぁ、猫ってこんなかんじね”なんて、ステージをスライディングみたいに滑り込んで猫の俊敏さを表現するところは昔の自分じゃ何とも思わなかったな。とにかく猫って軟体動物みたいなところあるから主要キャストの皆さんの柔軟性のあるダンスが猫なんだよね。タイツが体にぴっちりとしているところも猫猫しい。

色んな種類の猫が作品の中で出てくる。でもね、自分が一番目がいったのはトラ猫さん。要は茶トラさん。作中での名前はスキンブルシャンクス。電車好きな猫という設定。茶トラ好き、電車好きな自分が目がいかないわけがない。この日の俳優さんはこのお兄さんだった。



『キャッツ』と言えば、グリザベラが歌う「メモリー」。今回は2幕の終盤の歌にウルっと来た。最後にグリザベラは死んで天に昇って行くんだけど、一瞬『エリザベート』の最後のシーンにダブったわ(笑)。でもグリザベラの生き様なんだろうか、何となくうちの子達のオカン猫を思い出した。家の子達は強引に自分が人間の世界に引きずり込んでしまって、未だにそれが良かったのかそうでなかったのかはわからない。



何か早く家に帰りたくなる、このお芝居を観てしまうと。

怒ってないかしら、うちの子達・・・怖っ(笑)
『オペラ座・・・』観に行こうか!


正美



 

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