21世紀の精神異常者とローストビーフカレー・・・


引っ越す前のいつだったか裏の通りにあるマンションの1階部分。強引な改装で現れたカフェでもあり、バーにもなる?そんなお店「JO MAMA」が現れた。

”気~に~な~る~”

なんて思っていたら、ある日お店の店頭に何やら見覚えのあるLPジャケットが掲げられている。キングクリムゾン「21世紀の精神異常者」だ。

”わっ、やばっ!こんなジャケット掲げる店のオーナーは変わり者”

と、勝手に決めつけたが(口コミに何かややこしいのが書かれている・・・)、その後気になりつつもお店に足は伸びなかった。

先日、やっと急に行ってみたくなり出かけた。狭い入口。ホントに超狭い。”相撲体系の人はご遠慮願います。”的なそんな狭さ。そして中に入ると誰もいない。


”店員は?”

と思ったら、入口からオーナーの男性が入ってきた。”外でタバコ吸っていたおっさん!?”と気が付いた。メニューの品目多くはない。その中で「ローストビーフカレー」(¥1000)を注文する。

”二度目ですよね?”

とオーナー男性が言うので、”初めてです。ただ以前キングクリムゾンのジャケットが店頭に飾られていて・・・。かけてもらえます?”

とお願いすると快く承諾してくれた。ローストビーフカレーとワイン(¥500)を頂きながら久しぶりに聞いたキングクリムゾン。途中、店主から”音量上げていいですか?”なんて言い出すから、”もちろん!”と答えた。

そしてただ音楽を聴いて、カレーとワインを口に運ぶだけ。特に店主も声もかけてこない。放っておかれる感は気にもならない。


このキングクリムゾンの「21世紀の精神異常者」は50年以上も前に発表されたもの。ミュージシャンたちは母親とほぼ同年代。凄いなって思うのがアルバムジャケットのタイトルにもなっている曲「21世紀の精神異常者」って曲が今の世情に妙にシンクロしてる。自分が初めて聞いたのは18歳の学生の頃。何の共感も持てない、変な音楽ジャンルって感じだった。早かったんだね・・・。

でも今は肯定的な何とも思わない。むしろそんな世界観に”あぁ、あるある~。全然オッケー!そんなじね~”なんて免疫があったりするとか、ないとか。だから上手く今の時代のヤバい流れの発端(枠珍)も交わせてたのか?ひねくれて素直じゃないだけなんだけどさ。

この”猟師売電”さんの写真。超ステキ!君は時空を超えて、この曲の作曲者にインスピレーションをおくっていたの?過去現在未来は同じ次元に存在する・・・!?




♪”21th century schizoid man...♪



かかってこいや~!21世紀の精神異常者ども!(笑)



正美


 




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