APRIL 2024 ~ 7年目の春・・・


昨年末に亡くなった叔父の事後処理。最後の最後に残っていた未支給年金の振り込み日案内の通知が来た。やっとこれで立て替えて処理をしていた経費の相殺が叶う。書類、書類、書類。公的な手続きは避けて通れない。こういうのって「短期集中型」で片付けるのが良い。母親も終わったことに安堵していた。ちょうどお釈迦様の命日という日。

昨日と今日の連休。昨晩は久しぶりに梅田に出掛け、知人と飲み食いしつつ色々と話をした。共通事項が色々とある間柄で、気兼ねなくぶつける鬱憤をよく聞いてくれた(笑)。感謝感謝!溜め込むと良からぬ方向性に進みかねない、そんなマイナスな思いの誤った引導を受けかねない。色んな形で考えて、言葉にして、吐露して昇華させることの大切さを本当にここ数年自然としている、できているんじゃないかと思う。人という相手だけではなく、こういう文字にそんな思いをのせて言葉に換える。歳を重ねたね(笑)。


急に暖かくなり、近所のソメイヨシノが一気に開花した。今年はいつも通勤時に見る桜が鮮やかに花弁を拡げた。ここはほぼ毎日通る道。そして自分の今の生活の中で一番春の到来を感じさせてくれる場所だったりする。信号が青の時は自転車を漕ぐ勢い任せて、ちょっと上目遣いで桜を眺めて見たり。信号が赤の時はじっくりと広角的にその桜の景色を楽しんでみたり。楽しめる期間は僅かだけれでも、春の記憶がしっかりと残るそんな場所には変わりがない。


自分は長居に三たび住み始めて7年。両親は3年。お互いこの時期に”あそこの桜そろそろ満開だよな”という話になる。いつも銭湯に向かう道中近くにあるお寺の桜。地元の長居の住民は知ってる人は多いとは思う。ここの桜は本当に見事だ。曹洞宗の葬儀場メインのお寺で墓地が併設されている。いつからあるのだろう?と思わせる立派な桜。その中で自分は根が渦を巻き伸びる一本の桜の威容にいつも見惚れてしまう。他5本の桜も本当に立派なんだけど。お墓で安まれる御霊たちに失礼の無いように写真を撮った。今年は満開のタイミングで見れた。

こんな根の張り方、そして渦を巻きその威容を放つ木はとても強いエネルギーを宿していると言われる。また龍がいるとも言われることがある。お寺に向かう方角や近くで龍を形どった竜雲や、その近くで観音様の形をした立て雲を見た事があったことを思い出した。こんな小さなお寺でまさかねと思わずにはいられない。それはさておき、今年もこうして桜の開花を見れたことに一本一本感謝して軽く幹に手を触れた。


自分もやっと地に足がついて根が張り始めたのだろうか?そんな事を思う長居に戻って7度目の春。



正美





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