SEPTEMBER 2024 ~ 空、海、川とANAブルー・・・

 

9月。

「台風が来る来ない⁉︎」で終わった8月末、どうもメディアの不確かな情報攻勢にはうんざりする。それに世論も過敏過剰に反応して、それが本当に警戒すべきタイミングか、行動に移すべきそれか自身でとりあえず見計らうことをしない。何事も他人任せ、他力本願な風潮だ。何となくだが、ここ数年刺激された低気圧、線状降水帯に伴う豪雨の被害が続いているなと感じる。


9月も一つ一つ日常の諸事にあたる時間を過ごすだろう。プレッシャーを溜め込まない程度に、プールで体を動かして滞ったエネルギーを外に放ったり、ふとした時に違う日常に触れることで充填したり、バランスを取ること、心身を労わることに意識を向けていたがもう月も半ば近くになっていた。バタバタ過ぎた…。



先週は福岡からの帰りの便の中にいた。いつもはウィングレットがピンク色で「Peach」と書かれているピーチ便搭乗がが多い。今回は「ANA」と全日空便だ。週のキャンペーン区間でマイル半額往復6000マイルだったので利用した。一気に事が同時進行で動き出し、あっち行ったりこっち行ったり、あれしたりこれしたり、振り幅広い自分の人生らしくエネルギーを費やしている。そのエネルギーを補ているかと言えばそうではない。昨晩も結局寝付けずホテルで過ごした。体も頭もボーッとする。


佐賀・武雄で叔母と合流し、長崎・大村の叔父宅から祖母と生まれて直ぐに夭折した叔父の位牌を引き取ってきた。それが今回のミッション。道中、父からも聞いていた「江頭」という地名を見て、ここが自分氏の発祥の地だろうかと叔母と話す。自分のルーツを辿るようで楽しい。戻ったら自分が持っている高祖父母の名前まで遡れる戸籍のコピーを叔母に送ることを約束した。叔母も改めて知りたいという。高祖父母、曾祖父母は幕末〜明治の激動の時代を生きた人だった。



戸籍制度のありがたみをしみじみと感じながら父方郷里の佐賀から福岡経由で帰路。最近父方にしろ、母方にしろ高祖父母、父方に関しては高祖母の父の名まで既に遡れている。残念なことに現存の父方戸籍は曾祖父を戸主とする記録が最も古いものと役場で確認に至る。大切に保管しよう。


何ていうんだろう生命とその記憶が後世に紡がれた一つの証、タペストリーみたいなんだと。古代はこういった内容が口伝で代々語り継がれていた。口伝が重視されていたのもこうして戸籍に携わる事が増えて納得する。紙媒体、文字媒体という脆さあると思える現戸籍制度であるが、明治以降とはいえこういった家族の系統を記す貴重な資料。制度の根幹基礎は守り続けられ、時代に即した柔軟性のある改訂が望まれると自分は思う。



ANAの企業カラーの「青」は本当に快晴の空によく映える色だな…




正美




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