APRIL 2024 ~ やっぱり変な感じの場所・・・
大神神社に急に参拝に出掛けた後、天王寺に戻り少しマクドナルドで休憩したところまでが前回の話の終わりだった。実はその後、天王寺(阿倍野区)からお隣西成区の山王地区界隈、巷では「飛田新地」という昔で言えば遊郭の地区に足を伸ばした。何故かと言えば、この地区には龍神にまつわる話があり、そして実際に龍神をお祀りをしている場所が4カ所(昔は5カ所)ある。
たまたま前日に龍神に関する大神神社のYoutube動画を観たことと、どうも「西成」という地区、周辺を含めた地区に「龍神」にまつわる話があるとはどうも腑に落ちず、”ちょっと、行ってみるか!”と徒歩でポイントへ向かった。
新今宮ワンダーランドというサイトにこの地区の龍神のことが取り上げられていたので参考にした。山王地区は「上町台地の崖」で阿倍野区の金塚地区と隔てられている。実際行ってみればわかるけど、かなりの高さの崖を隔てられていて二つの異なる世界、世界観が存在する。大阪に住んでる人なら”分かるぅ~”というような界隈なのだ・・・。
自分は順番として天龍社から訪ねることにしたけれども、その次に続く黒龍社が土地勘が無くてサクッと見つからなかった。この台地の崖沿いに行こうと歩みを進めるが上手くたどり着けない。不法投棄のゴミが無造作に置かれ、単身者が住んでいるような”あぁ~、そうだよねぇ~”的な集合住宅前の路地を抜けたり、ハッキリ言えば立ち入りたくない雰囲気の場所。
ここで既に”龍神ねぇ・・・?”と首を傾げずにはいられなかった。自分にとって龍神がいるであろう場所の共通点は、清浄な水場、もしくは神聖な自然の水たまり(池や滝)、そして龍の依り代となる(神聖な場所、神域、自然の中にある)高木。偏見かもしれないけどそういった世界観からかけ離れた場の氣の西成には”ないなぁ~”と思っている。プラスにはプラス。マイナスにはマイナスなんだと思う宇宙の摂理は。
白龍大神の社 |
銀龍大神の社 |
さらに歩みを進めながら、白龍大神の社(末廣大神と合祀)、銀竜大神の社のポイントを順にサクサクと巡る。そうそう。”末廣大神”といえば、伏見稲荷大社の一之宮(稲荷山の頂上)のお稲荷さんの”大ボス”って自分は認識してる。遊郭と言えば”お稲荷さん信仰”。自分の父の佐賀の実家は旧遊郭跡地にもお稲荷様の社(今は不動明王がいる)あった。そんなお稲荷さんと白龍大神が合祀の社に鎮座する。何か不思議な感覚。”何となく~”ってのが一番歯がゆい。
銀龍大神の社がこんな感じ!?丁度この後ろは金塚小学校。迎えは道路挟んだ霊園。昔はこの下に金塚池ってのがあったそうだ。”ふむふむ・・・・”。そして金龍大神は信貴山の朝護孫子寺に帰られたとか・・・。自分の考えの中では「上町台地の崖」の隔たりがこの龍神話のキーポイントじゃないかと思っている。この地区を守るというより、この地区の何かを封じているんじゃないかって・・・。
やっぱり自分の目で見て、感じてみて確かめてみるに限る。
正美
コメント
コメントを投稿